調合の開発と正確な調合の作成

製薬、化粧品、化学、食品、その他の市場向けの正確なレシピの作成

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調合の開発と正確な調合の作成

 

調合開発ワークフロー
  1. 調合レシピを選択する
  2. 必要な目標量に応じてレシピを再計算する
  3. 必要なすべての原材料と機器を準備する
  4. 天びんにレシピIDを入力する
  5. 天びんに調合容器を置き、風袋引きを行う
  6. 原材料を1つずつ容器に添加する 
    • 各原材料の実際の重量を記録する
    • 添加するごとにレシピリストの各原材料に印を付ける
    • 次の原材料を計量する前に天びんのゼロ合わせを行う
  7. 調合にすべての関連データのラベルを付ける
  8. 印字し、実験ノートに記録する
     

 

さまざまな業界や作業環境での調合の課題について詳しくはここをクリック

さまざまな業界が多様な目標に向かい、それぞれの調合を開発しています。 次の表で異なる業界の調合とそれぞれの目標を説明します。

業界/作業環境調合の説明改善目標
製薬
薬剤を患者に投薬できる形態にするための医薬品有効成分(API)と各種不活性原材料(賦形剤)との組み合わせ。 可能な形態として、錠剤、カプセル、吸入薬、静脈内投与薬などがあります。 
  • 薬剤の有効性 ー 適切な場所でAPIを放出する薬剤のみが有効です。
  • 薬剤の保存期間
  • 錠剤、液体、カプセル内での均質性
化粧品/フレーバー・香料フレーバーまたは化粧品は、正確な混合が必要な50種以上の物質の繊細な組み合わせです。 調合の違いによりフレーバーに違いが発生することがあります。
  • フレーバー、色、物理特性の一貫性
  • 無毒性
  • 新しいフレーバーの開発
化学/石油化学油類、塗料、接着剤、ラッカーなどの幅広い製品。 多くの場合、このような製品には高揮発性物質や毒性物質が含まれます。

開発する製品により大きく異なります。 油類の場合は次のような物理特性があります。

  • 粘性
  • 潤滑性能
  • 経年劣化
食品/飲料市場の需要に応じた新製品の開発。 新しいフレーバー、異なるテクスチャを持つ製品の最適化されたコストでの開発。 
  • 顧客に喜ばれる新製品
  • 経済的実現可能性(最適なコスト)
  • フレーバー
  • 保存期間

 

調合開発のエキスパート

調合プロセスの計量の課題

研究室の調合ソリューションの概要と比較

メトラー・トレドは、さまざまな業界の多様なニーズを満たす調合向けに幅広い研究室用ソリューションを用意しています。 基本的な調合のニーズについては、正確で信頼性の高い結果を提供する当社のStandardレベル分析/上皿天びんにお任せください。

Advanced / Excellenceレベル天びんは、調合アプリケーションに高いレベルの機能とカスタマイズを提供します。 規制対象の環境での調合では、Excellenceレベル天びんをLabXソフトウェアと組み合わせることで完全なワークフローソリューションが実現され、該当する規制へのコンプライアンスとデータの完全性が確保されます。 各ソリューションの利点を次の表で比較します。

Standard PrecisionStandard AnalyticalAdvanced PrecisionAdvanced AnalyticalExcellence PrecisionExcellence AnalyticalBalances with LabXImage Map

調合ソリューション ー Excellence上皿天びん

Formulation Development

Formulation Development

安全な計量範囲

調合開発向けのAdvancedレベル天びん

Formulation Development

Formulation Development

トレーサブルなレシピ調合

調合向けの産業用スケール

文書

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FAQ ー 調合の開発

調合の開発とレシピの実行に関するよくある質問

個々の調合原材料の重量を定義された計量許容誤差内に確実に収めるにはどのようにしますか?

メトラー・トレドのExcellenceレベル天びんでは、原材料の量と個別の許容誤差とともに調合メソッドを天びんに保存することができます。 内蔵の計量ガイドが目標値までの分注に役立ち、事前に定義された限界値を超えた場合は警告が表示されます。 Excellenceレベル天びんをLabX研究室用ソフトウェアと組み合わせると、原材料の許容誤差を超えたときにLabXにより原材料の量を自動的に調整することができます。

調合開発プロセスで調合メソッドを保存し、後で再度実行できますか?

Excellenceレベル天びんでは、調合メソッドを天びんに保存し、いつでも再度実行することができます。

調合原材料を添加するたびにリストに印を付ける必要がありますが、これを忘れることがあります。 どうしたらこのような事態を避けられるのでしょうか?

メトラー・トレドのAdvancedレベル天びんでは、添加済みの原材料の数をいつでも確認することができます。 暫定的な結果を天びんのディスプレイにいつでも直接表示できるため、調合プロセスのどの段階をその時点で実行しているのかを確認できます。

メトラー・トレドのExcellenceレベル天びんでは、調合メソッドが天びんに保存され、次の原材料の名前が表示されるため、調合プロセスがよりシンプルでより安全になります

当社の調合開発研究室では、原材料のすべての重量を手書きで記録しています。 この作業には長い時間がかかり、ときどきミスが発生している確信があります。 どのようにこの作業を回避し、プロセスをスピードアップできますか?

メトラー・トレドのExcellenceレベル天びんとAdvancedレベル天びんでは、個々の調合原材料の重量値が天びんに自動的に保存されます。 暫定的な結果はいつでも確認できます。 最終結果は、印字することもPCに転送することもできます。 調合結果の手書きによる転記が一切不要になるため、転記ミスがなくなり、新たな調合を作成するための時間を確保できます。

当社の食品レシピ開発研究室では、使用する多くの原材料の色が似ています。 同じ原材料を2回添加していないことをどのように確認できますか?

それぞれのサンプルを一意的に識別するため、原材料にバーコードラベルを取り入れることをお勧めします。 Excellenceレベル/ Advancedレベル天びんはバーコードリーダーをサポートしています。調合への添加前に原材料のバーコードが読み取られるため、正しい原材料を使用していることを簡単にチェックできます。 Excellenceレベル天びんをLabXに接続すると、同じバーコードを再度スキャンしたときに警告が表示されるため、同じ原材料を2回追加することはありません。

当社では、各患者の特別なニーズに合わせて医薬品の調合をカスタマイズしています。 調合に厳密に従う必要があり、原材料のトレーサビリティが非常に重要です。

Excellenceレベル天びん、LabX、バーコードリーダー、プリンタは、お客様がセキュリティとトレーサビリティの要件を満たすために役立ちます。 バーコードの使用によって転記ミスのリスクが一切なくなります。 バーコードを読み取ることで、LabXにより調合との不一致を防ぐことができます。 LabXでは、完成した調合の詳細なバーコードラベルを印字することができます。 すべての情報が一元管理されたデータベースに安全に保存されるため、トレーサビリティが確保されます。

当社の研究開発ラボで、調合の作成時に天びんが安定しないといった問題が発生しています。 レシピの低い再現性に気付くことがあります。 対策はありますか?

天びんが安定しない場合は、計量セルが静電気の影響を受けている可能性が大いにあります。 静電気は通常の取り扱いによって容器やサンプル上に蓄積するため、お客様の操作には問題はありません。 場合によっては天びんが安定することもありますが、天びんに表示される計量値が添加した物質の真の量を表さない可能性があり、これが低い再現性の原因になることがあります。 静電気は計量エラーの隠れた最大の原因の1つであるため、容器とサンプルから静電気を取り除く手順を実施することが重要です。 自立型イオナイザーを分析または上皿天びんの横に配置し、容器とサンプルをイオナイザーに通してから天びんの上に置くだけです。 静電気の検出と除去のための包括的なソリューションとして、Excellenceレベル分析天びんは革新的なStaticDetect™テクノロジーを備えています。 StaticDetectは静電気による計量誤差を測定し、ユーザー定義の許容値を超えると警告を発します。 Excellenceレベルのオプションのイオン化モジュールは、風防ドアを閉じると自動的に作動するように設定でき、計量チャンバ内の静電気をわずか数秒で除去します。

当社のLIMSには調合成分用のデータベースがあります。 必要な情報をどのように天びんに転送できますか?

LabX研究室用ソフトウェアをお客様のLIMSに組み込むだけで、調合成分に関する情報を天びんで実行する調合メソッドに簡単に転送できます。